サプリメント スキンケア

〜細胞を生まれ変わらせる万能成分〜 システインの効果とは!?

Written by Kazuhito Sakai

それを飲むだけで美肌や健康になるサプリメント。
そんなものがあれば、誰もが摂取するもの。実際、存在するのでしょうか?

今回は、「美容」と「健康」を兼ね備えた栄養素を調査しました。
その結果挙がってきたのが「システイン」という成分。
なんとシステイン、抗酸化作用やシミ除去作用に加え、感染症治療効果までもつ万能成分なのです!
そんなシステインについて、調査や論文等から効果をまとめてみます。

1. システインとは

1.1 システインについて

システインはニンニクやレバーに多く含まれる

システイン(英:Cysteine)は、アミノ酸の一つ。
「C」という略号や、L-システインとも呼ばれています。
主にレバーやニンニク、玉ねぎ等に多く含まれていますが、体内でも合成可能。そのため、「不足すると死ぬ」必須アミノ酸ではありません。

強い抗酸化作用と代謝作用をもち、肌の老化防止やシミの原因となるメラニンの除去、肝臓ではアルコールを分解した際に生まれる猛毒の「アセトアルデヒド」の解毒、感染症の治療等大活躍。
日本では医薬品としても知られており、病院でもらう薬にはシステインが含まれているものも多々あります。

1.2 システインはニキビ跡を消すことができる!?

システインはニキビの痕を消すことができる

肌のトラブルとしてよく挙げられているものの一つが、ニキビ跡。
一見、傷跡やシミのように見えることから、治療は難しいように思えます。
そこで、ニキビ跡の原因は何かを調べてみると、主に2種類があることがわかりました。

まず一つが、色素沈着。ニキビが肌の中で炎症を起こし、色素である「メラニン」が発生、ニキビが治った後も「跡」のように色が残ることによって起こります。特に日本人は黒色の色素がもともと多く、ちょっとしたことでニキビ跡ができてしまうそう。
二つ目が、「クレーター」と呼ばれる現象。ニキビが炎症を起こし、肌を構成するコラーゲン等にダメージ加わって皮膚を維持できなくなり、肌(皮膚)が陥没して起こります。

システインは、「メラニン」の生成を抑える効果が確認されています。
肌は「ターンオーバー」と呼ばれ、一定のサイクルで全く新しいものに生まれ変わっています。その生まれ変わるタイミングで「メラニン」の発生を抑制できれば、ニキビ跡やシミ等を「消す」ことができるのです。

その効果は一部医薬品としても採用されるほど。長期的な活用が必要ではありますが、健康とともに「美容」に大きな効果が期待できる成分です。

2. システインの主な効能

さて、美容や健康等への効果が期待されるシステイン。システインを意識的に摂取すると具体的にどんな効能があるのでしょう?
システインに関する研究論文を調査してみました!

2.1 運動パフォーマンス向上・疲労回復

システインの摂取で運動能力が向上する

システインには、強力な抗酸化作用が認められています。
一般的に、身体を動かして「疲れた」と感じる原因は、筋肉がエネルギーを産み出した際に生じる「活性酸素」によるものです。活性酸素は細胞を破壊する効果を持ち、私たちの身体は活性酸素から細胞を守るために抗酸化物質を出し、活性酸素を除去(中和)しようとします。しかしもし、あまりに活性酸素が多く、身体の出す抗酸化物質では除去仕切れなくなった場合には「疲労」となるのです。

ところで、アメリカのベイラー大学の研究[1]によると、システインの強力な抗酸化作用が認められています。強度の運動中にシステインを投与し、運動を続けたところ、なんと最終的なパフォーマンスが通常時よりも約15%向上したとのこと。
これは、システインによって活性酸素が抑制され、疲労が軽減された結果だとされています。
その他、オーストラリアのシドニー工科大学の調査[2]でも、「システインを9日間1200mg摂取するとパフォーマンスが向上し、抗酸化作用がみられた」と報告されており、システインはその摂取でパフォーマンスを向上させ、また疲労も軽減させる効果があると言えます。運動に限らず、普段の生活やお仕事で肉体的な疲労を感じておられる場合、システインの摂取で改善が見込まれます。

2.2 美容効果

システインは美容に効果がある

システインは、身体の細胞のダメージや老化を防ぐ効果が期待されています。
先述した肌のシミやニキビ跡を消すこと以外にも様々な美容効果があるのです。
例を挙げると、アメリカのミシガン大学の研究[3]では、システインの摂取が肌の紫外線保護に効果があることが示されました。また、香川大学医学部の研究[4]では、システインには肌の潤いを保つ「肌の保湿作用」があることが示唆され、その保湿作用がアトピー性皮膚炎をはじめとする皮膚炎の治療に有効ではないか、と推測されました。
その他、システインには発毛効果や髪の保湿効果なども認めれつつあり、「若々しい身体を維持する」作用がシステインにはあると考えられます。

2.3 新型コロナウイルス等予防・治療効果

システインはCOVID19を治療できる!?

実はシステインは元々、「インフルエンザの治療」に効果がある成分とされていました。[5] それは、システインに「免疫を強化する」効果が認められていることによります。
そんな中、今世界的に蔓延している新型コロナウイルス感染症にも効果があるのか、アメリカのベイラー医科大学で調査[6]が行われました。
1200mgのシステインを一日2回摂取し、その結果はなんと予防・治療ともに「効果あり」。
中には、他の抗ウイルス薬や抗生物質、呼吸補助薬等を併用し尽くしても重篤な症状が改善されなかった人が、システインの大量摂取療法に切り替えたところ症状が大幅に改善、新型コロナウイルスの完治に成功した、という事例もありました。

加えて、システインは新型コロナウイルスの「予防」にも大きな効果を発揮していたそうです。

近い将来、システインをもとに新型コロナウイルス治療薬が開発される可能性もあり、近年急速に注目を集めています。

3. システインの摂取推奨量と注意点

3.1 摂取基準

システイン 摂取目安

システインの摂取基準について、具体的にどの程度摂取すべきか等は報告されていませんが、いくつかの研究や調査を見ると

1200mg/日

の摂取で一定の効果が見られるものが多いです。
システインは比較的安全性が高く、ひとまずは1日1200mgを目安に摂取し、身体に現れる効果に合わせて摂取量を調整されることをおすすめします。

3.2 システイン摂取の注意点

システイン摂取時の注意点

システイン摂取時の注意点について、副作用はほとんど報告されていませんが、1500mg以上のシステイン摂取で「白髪化」が促進された、という事例がありました。
ただ、システインの摂取で毛髪細胞が活性化した、という報告もあり、曖昧な部分が多いのが現状です。
また、持病をお持ちの方、お薬を併用中の方は、かかりつけの医師にご相談の上摂取をご検討ください。

4. 利用者の口コミ・感想

以上、システインの摂取は「パフォーマンス向上」や「美容」、「感染症治療」に効果があることがわかりました。では、その実態はどうなのでしょうか?
また、システインを普段から摂取されている方はどのような目的でシステインを摂取されているのでしょうか? 
システインのサプリメントを利用された方のレビューを調べてみました!

年齢とともに日焼けしやすく取れにくく、しみが増えてきて悩んでいます。
ビタミンCを単独で接種するより、Lシステインはメラミンを排出する働きがあるようなので
一緒に接種したほうが良いと聞きました。こちらのLシスチンは無添加パウダーという事で余計なものが入って
いないのとパウダーで使いやすいので購入しました。使い始めて2週間位なので効果のほどはまだわかりませんが
安価なので期待して暫く使い続けようと思っています。
 
追記 : 2か月飲み続けての経過報告です。
 ディアナチュラのビタミンCと一緒に一日2回飲んでいるのですが、効果はとっても良いです。
 以前、ト〇〇〇ー〇を飲んでいた時よりも肌が明るくなってきたのが目にみえて分かるので嬉しくなって
 追加投稿しました。200g入りの方がコスパが良いので今回は200g入りを購入しました。
 これがなくなる頃が楽しみです。

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このLシステイン、真面目に毎日飲むと美白力すごいです
まだ1ヶ月ちょっと程度ですが、ガーデニング好きな私が何トーンも肌が白く見えて、最近は図々しくノーファンデで出掛けています
ちょっと手放せないの見つけちゃったのかも

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二日酔い対策に購入。
最初、一日一錠を毎日飲んでいましたが、今は飲み過ぎた時に、4錠飲んで寝ています。
翌日、二日酔いで気持ち悪いとかフラフラ感があっても、動けるようにはなりますので、効果はあると思います。

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当方、男性ミドルエイジですが、色白のため肌にシミが出やすいかと思い、7年前ぐらいからリピートしています。
同年代の同性はシミが目立ち、衰えが顔に出ていますが、自分はシミも発生していません。
システインはビタミンCと同時摂取すると効果が向上するらしいので、毎日の習慣としています。
ただ、髪と爪の伸びが速くなるので、メンテが面倒ですが。
あと、二日酔いの怠さにも効果あります。
システインを摂取するだけで、アンチエイジングできるならお得です。

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実態を調べると、システインは「美容対策」に摂取されている方がほとんどでした。
かなりメリットを体感されている方が多く、アンチ・エイジングに有効と言えます。また、二日酔いの際に摂取されている方もおられました。どうやら、システインは二日酔いの原因となる「アセトアルデヒド」と結合し、その毒性を中和する効果があるとのこと。論文等では未だ賛否がありますが、効果を実感されている方は多いようです。

5.筆者オススメサプリメント3選!

「コストパフォーマンス」「クオリティ」「イチ押し」の面からおすすめのサプリメントを紹介します!
基本、Amazonで入手できるものに絞りました。システインサプリメント選びのご参考となれば幸いです。

5.1ナウフーズ L-システイン 500mg 100タブレット

コストパフォーマンス面でオススメなのが、アメリカナウフーズ社のサプリメント。
調査した限り、一定の品質をクリアした業界最安値サプリの一つです。
このサプリメントは、アンチ・エイジング作用を高めるビタミンCやビタミンB6も配合されています。まさしく、「美肌」を味わうために作られたサプリと言えます。
ただ、粒が「アメリカサイズ」でかなり大きく、飲み込みにくいのが欠点。
摂取される際は、サプリを半分に割る等して飲むことをオススメします。

◉価格:¥1,504
◉総量:100粒(約50日分)
◉1日あたりの摂取量:1日1〜3粒
◉1日あたりの費用:約30.8円
◉URL:https://www.amazon.co.jp/海外直送品-ナウフーズ-L-システイン-500mg-100タブレット/dp/B000QVEI1A/ref=cm_cr_srp_d_product_top?ie=UTF8
◉購入方法:Amazon

5.2 PHARMA CHOICE しみそばかす シスビタオール 210錠

クオリティの面でオススメなのが、PHARMA CHOICE(ファーマチョイス)提供のこのサプリ。
第三塁医薬品であるため、品質は確かです。しかし、それ以上に、このサプリメントはシステインと肌代謝に良い成分、ビタミンCやビタミンB2、ビタミンB6の含有量が絶妙です。
システインは、摂取し過ぎると白髪が増える恐れが報告されています。多くの場合は、「ビオチン」という成分を併せて摂取することで白髪を防ぐのですが、このサプリですとシステインの美容効果を他の成分で「引き伸ばす」ことが狙われているのです。

副作用をなるべく軽減できる、という面で非常にオススメのサプリメントです。

◉価格:¥1,581
◉総量:210粒(約35日分)
◉1日あたりの摂取量:1日6粒
◉1日あたりの費用:約45.2円
◉URL:https://www.amazon.co.jp/【Amazon-co-jp-限定】【第3類医薬品】-PHARMA-CHOICE-シスビタオール/dp/B07D8989S3/ref=sr_1_7?__mk_ja_JP=カタカナ&dchild=1&keywords=システイン&qid=1616660367&sr=8-7 
◉購入方法:Amazon

5.3 トランシーノ ホワイトCクリア 240錠

さて、いくつかのサプリメントをご紹介しましたが、イチ押しなのがこのサプリ。広告等でご存知の方もおられるのではないでしょうか?
このサプリメントは、システインの効果を引き伸ばすビタミン類等が含まれていることに加え、何より「飲みやすい」サプリです。
1粒あたりの大きさが約10mm、また朝夕1日2回の摂取等、なるべく喉に通りやすく、なるべくご家庭で飲むことができるよう設計されているのです。
毎日サプリメントを摂取することが考えられたシステインサプリメントとして、イチ押しです。

◉価格:¥3,704
◉総量:240粒(約60日分)
◉1日あたりの摂取量:1日4粒
◉1日あたりの費用:約61.7円
◉URL:https://www.amazon.co.jp/トランシーノ-【第3類医薬品】トランシーノ-ホワイトCクリア-240錠/dp/B0822DVKDC/ref=sr_1_21?__mk_ja_JP=カタカナ&dchild=1&keywords=システイン&qid=1616660367&sr=8-21 
◉購入方法:Amazon

6. まとめ

いかがでしたか?
システインは、主に「パフォーマンス向上」や「美容」、「感染症対策」に効果があり、まさしく身体の健康を高める成分です。

ところで、私たちの身体の細胞はどれくらいでまったく新しくなるかご存知でしょうか?
実は、

皮膚;約1ヶ月
血液:約4ヶ月
筋肉:約6〜7ヶ月
脳;約1年

ですべての細胞が入れ替わると言われています。
普段見慣れている肌、身体の司令部である脳でさえ、1年も経てば生まれ変わっているのです。
言い換えれば、1年間、美容対策等の習慣を続ければ、何らかの効果が現れる、ということ。
逆に何もしなければ、身体は1年ごとに老いていきます。
老いは生きている上での必定。ですが、老いをより良いものに変えることができれば、人生の質を上げることができるのではないでしょうか?

身体の「生まれ変わり」を促進するシステイン。
より良い人生をつくる一助なれば幸いです。

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Kazuhito Sakai