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これから主流になる健康食品!?桑の効果とは

Written by Kazuhito Sakai

かつて、日本では養蚕が盛んでした。
特に蚕から取れる生糸は農家の「副業」であり、明治期には生糸が日本の輸出を支えていたほど。

ですが、実は蚕はとてもデリケートであり、飼育環境だけでなく、餌にも気を配る必要があるもの。
桑の葉は、そんな蚕の餌として重用されていました。
それほどまで、桑には栄養があるのです。

そんな桑は、近年では糖尿病や心血管疾患に効果があると判明、医療制度における薬用植物への注目が高まっています。
今回はそんな「桑」について、論文や調査から追求します!

1.桑ってどんなもの?

1.1 桑について

桑は中国北部〜朝鮮半島が原産と言われています。日本には古代に渡来し、弥生時代には桑の葉を利用して養蚕が行われていました。

桑の実は、別名「マルベリー」とも呼ばれ、その形はラズベリーのような黒紫色。
甘みと酸味のバランスが良く、ジャムやお酒などで有名です。
また、桑の葉は蚕の餌やハーブティーとして使用されています。
桑は、日本では「蚕」のイメージが強いですが、現代では葉も実も美味しい食材として使われているのです。

さて、「桑」にはたくさんの化学成分が含まれており、糖尿病や肥満の防止、抗酸化、抗コレステロールなどの効果があると言われています。
また、アントシアニン[1]という成分が「運動による酸化ストレスや身体的疲労を軽減する抗酸化物質として作用する」働きがあると指摘されています。
このような作用から、桑は血圧の維持と体重の管理に使われることもあるそうです。

1.2 桑って危険?

これまで桑の健康性について述べてきましたが、危険性は無いのでしょうか?インターネットやSNSで検索すると、「桑の実は危険である」という話も耳にします。

その理由は、桑の実や葉を使った人間の研究の数は限られていることが原因だそう。そのため、桑の安全性を評価することが難しく、それが巡り巡って「桑は危険である!」という噂に結びついているようです。
しかし、この記事では後述しますが桑の推奨摂取量についての研究は比較的少なく、慎重に扱っていく必要があります。

インターネットやSNSは便利ですが情報源は明らかにされないもの。「情報の切り抜き」だけではなく、「情報源がない」ことも、不確かな情報が出回る原因と言えそうです。

2.桑の主な効能

SNS等で「危険!」と言われているという桑ですが、桑にはどのような効果があるのでしょうか?
桑の実に関する研究論文について調べてみました!

2.1 糖尿病の予防

糖尿病は、インスリン分泌が不足するなどして高血糖となり、起こります。
ニュージーランドのオタゴ大学の調査[2]では、桑果実の抽出物を8週間与えたマウスで、コレステロール値が大幅に低下したことが報告されました。
また、韓国の大宮カトリック大学が2017年に発表した研究[3]によると、桑が糖尿病予防に効果を発揮する理由は「桑に含まれているオキシレスベラトロールが肝臓のグルコース(糖)の吸収を促進する」ためだそう。
桑果実のアントシアニン抽出物は、インスリンの効果を高めることも示唆されました。
このように、桑の摂取では、高血糖や糖尿病の治療効果が期待できます。

2.2 ダイエット効果

なんと、桑の実は肥満防止効果もあるようです!
まさに、ダイエットの味方!

古来から、民間療法などで「ダイエット効果がある」と伝えられてはきましたが、科学的には最近明らかにされてきました。
例えば、韓国の祥明大学[4]で行われた研究では、人間と同じ哺乳類であるマウスに桑成分を摂取する実験が行われました。これは、先述した「桑は糖尿病を予防する効果がある」ことから延長した研究でしたが、長期的に桑を摂取したマウスは、体重や肥満を減少した、ことがわかったのです。
そして、イランの製薬会社は「糖尿病の原因の一つに肥満がある」ことに注目、桑は肥満を予防することで糖尿病予防にも効果を及ぼするのではないか、との指摘[5]があり、韓国の徳成女子大学では実際に調査がなされ、「桑の成分には脂肪の蓄積を阻害する効果がある」ことが明らかとなりました。

桑は、特に韓国で長く心疾患や糖尿病を予防する健康食品として用いられてきた歴史があります。それには、桑の「肥満を予防する」効果が大きな要因だったようです。

2.3 がん予防

早期の発見が遅れると、死に至ることが珍しくない病、がん。
桑の実の成分の一つであるアントシアニンには、そんながんの転移予防に使用される可能性があると示唆されています。

島根県産業技術センターの研究[6]によると、「アントシアニンは、ヒトの肺ガン細胞マトリゲルへの侵入能、移動能を抑制」して、「ガン細胞の転移の際に必要とされるマトリックスメタロプロテアーゼやウロキナーゼプラスミノーゲンアクティベーターの発現を抑制」する効果があるようです。
また、韓国の安東国立大学で行われた調査[7]では、桑が「癌細胞の増殖を抑え」、また「抗炎症作用」をもつことがわかりました。
このように、桑には、がん自体を抑制すること、がんによって引き起こされた炎症を抑えること、二つの力があります。
桑は比較的安全な成分でもあり、今後、がん治療で桑に注目が集まるかもしれません。

3.桑の摂取推奨量と注意点

3.1 摂取基準

桑の摂取基準について、調査しましたが明確な基準は見当たりませんでした。そもそも研究があまり進んでいないこと、桑は世界各地で「健康食材」として用いられており、歴史的に健康被害が小さいことがあるのかもしれません。

3.2 桑摂取の注意点

桑サプリメント摂取の注意点や毒性は見当たりませんが、桑には「利尿作用」があると言われています。持病や基礎疾患等をお持ちの方は、一度かかりつけの医師の方にご相談の上、摂取をご検討ください。

4. 利用者の口コミ・感想

以上、桑の摂取は、脂肪の蓄積防止や糖尿病、癌などの治療に効果があることがわかりました。では、その実態はどうなのでしょうか?
また、桑を普段から摂取している場合、どのような目的で桑を摂取されている方が多いのでしょうか? 
桑のサプリメントを利用された方のレビューを調べてみました!

しばらく飲んでいますが、あんなに高かった血糖値が下がりビックリしてます。HbA1cも10.4→6.2になりました。先生にも、どーしたんだい?!と驚かれました。

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まだ飲み始めて2か月なので効用の程はわかりません。
長期服用で結果を見ようと思います。

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軽い筋トレ(スクワットとか)もしながら、このサプリの服用も続けた結果、ヘモグロビンA1Cが『7.5』から3ヶ月後に『6.5』に落ちていました。
 
今後も筋トレと、このサプリの服用を続けていきます。

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実態を調べると、桑は主に「血糖値」対策のために摂取されている方がほとんどでした。また、効果は的面な方が多く、具体的な数字で改善を述べられているレビューが多い印象があります。
加えて、桑は「ノン・カフェイン」食材であるため、「ノン・カフェイン茶」として摂取されている方も多いようです。
桑は、肥満や糖尿病などの予防のほか、血糖値を下げたり、カフェインをとりたくない方の健康な「お茶」として確かな効果を発揮すると言えそうです。

5.オススメサプリ3選!

「コストパフォーマンス」「クオリティ」「イチ推し」の面からおすすめのサプリメントを紹介します!すべてAmazonで入手できるものに絞りました。
桑サプリメント選びのご参考となれば幸いです。

5.1 山本漢方製薬 桑の葉粒100% 280粒

桑おすすめサプリメント1

コストパフォーマンス面でオススメなのが、山本漢方製薬のこのサプリメント。
桑の葉を贅沢にエキスにし、飲みやすさや持ち運びやすさを考えてタブレット状に加工された製品です。

このサプリの魅力は、やはり「桑」をそのまま使用していること。余計な成分が入っていないため、純粋な「桑」の効果を実感することができます。
「桑をまずお試ししたい!」という方にイチ押しです。

◉価格:¥873
◉総量:280粒(約31日分)
◉1日あたりの摂取量:1日9粒
◉1日あたりの費用:約28.2円
◉URL:https://www.amazon.co.jp/山本漢方製薬-桑の葉粒100-280粒/dp/B000FQTEDS/ref=cm_cr_srp_d_product_top?ie=UTF8
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5.2 エンチーム 京都産有機 桑の葉 2g×60包

桑 おすすめサプリメント2

クオリティ面でのオススメが、エンチーム提供このサプリ。
オススメポイントは、京都の農家で無農薬栽培された桑を利用し、錠剤ではなく「お茶」に仕上げた点。
あえてお茶としたことで、ノンカフェイン・健康食品に仕上がりました。
味もなかなかの美味しさ。食前や食中に飲むことで、桑の主な効能である「血糖値対策」「肥満予防」にも最適です!

錠剤タイプがちょっと苦手な方や、食事と併せて健康を意識されている方に、ぜひお使いいただきいただきたいサプリメントです。

◉価格:¥4,900
◉総量:60包(約60日分)
◉1日あたりの摂取量:1日1包
◉1日あたりの費用:約81.7円
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5.3 DHC桑の葉+サラシア

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総合的にイチ押しのサプリメントがこちら。
このサプリは、特に「血糖値」を意識されている方のためのサプリです。
血糖値対策となる桑に加え、近年テレビCMなどでも注目されているサラシア、バナバを配合させてより、血糖値の上昇を抑える効果が生まれました。

そして、「桑」「サラシア」「バナバ」は実は古来より、日本やインドなどアジアで健康を促進する「お茶」として受け継がれてきた原材料。
それを贅沢にブレンドして、このサプリがつくられています。

レビューでも効果を実感した方の書き込みが多く、「とにかく効果のあるサプリメントを試したい!」という方にイチ押しです。

◉価格:¥1,329
◉総量:90粒(約30日分)
◉1日あたりの摂取量:1日3粒
◉1日あたりの費用:約44.3円
◉URL:https://www.amazon.co.jp/DHC-ディー・エイチ・シー-桑の葉-サラシア/dp/B08F6WJYS7/ref=cm_cr_srp_d_product_top?ie=UTF8 
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6. まとめ

いかがでしたか?
桑には、脂肪の蓄積を防止することによるダイエット効果や、癌細胞の増殖を抑えたり、炎症を抑える効果が認められています。
私たちとの関わりも長く、絹糸をつくる「蚕(かいこ)」の餌として、盛んに育てられてきた歴史があります。
その葉は日本や世界各地で「薬」として用いられ、鎌倉時代には『喫茶養生記』という本の中で桑が「名薬」と紹介されたことも。
幹は最高級の木材として重宝され、古くより住居や雑貨品によく用いられてきました。特に桑からつくる「杖」は最上の贈り物として、江戸時代に流行していたそうです。

そんな「衣・食・住」に関わってきた桑。
今日では主にサプリメントとして流通するようになりました。近い将来、桑が私たちの健康の必需品となってくるかもしれません。
この機会に、桑を通して健康な身体をつくってみませんか?

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Kazuhito Sakai

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